LPガスQ&A

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■   質問一覧    
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    LPガスについて
Q LPガスは無臭だそうですが、本当ですか?
Q LPガスと都市ガスの違いは何ですか?
Q LPガスのLPって何ですか?
Q ガスは気体なので輸送するのにかさばって大変ではありませんか?
Q 飛行機に搭乗するとき、LPガスの入ったヘアスプレーを持っていても大丈夫?
Q LPガスの生産と供給について教えてください。
Q ガスが漏れると都市ガスは上にLPガスは下に行くのは、なぜですか?
Q LPガスの成分と商品について、教えてください?
Q 請求書に表記されている、○○m3の使用で金額が△△円とは液体のプロパンガス何kgに相当するのですか?
    他のエネルギーとの比較  
Q LPガスの熱量について、教えてください?
Q LPガスは、電気に比べ効率の良いエネルギーと聞きましたが、本当ですか?
    安全性について  
Q 空気が不足すると不完全燃焼しCO中毒になると言われていますが、LPガスはどの位の空気が必要ですか?
Q LPガスの臭いについて教えてください?
Q ガスは漏れるとあぶないといわれていますが、LPガスはどの位で危険ですか?
    環境について
Q LPガスがクリーンなエネルギーと呼ばれるのはなぜですか?
Q 地球温暖化の問題について、LPガスは他のエネルギーと比較してどうなのですか?


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■   回答    
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Q LPガスは無臭だそうですが、本当ですか?
A プロパンやブタンなどのLPガスは、元々無色無臭ですが、万が一のガス漏れを知るために人口的に臭いをつけています。また、毒性もまったくありませんが、長時間多量に吸い込むと、酸素欠乏で窒息症状になることがありますので、取り扱いには十分注意してください。
Q LPガスと都市ガスの違いは何ですか?
A LPガスは、日本全国どこの地域でも同じ種類のものを供給しているので、引越ししてもガス器具を買い換える必要がなく便利です。火力が強いため中華料理の炒め物などにも向いています。
一方都市ガスは、13A・5C・6Bなど数種類があり、引越し先によっては器具交換が必要となることも。発熱量もまちまちでLPガスに比べ火力は弱めです。
また、LPガスは空気より床面などの低いところに、都市ガスは軽いので高いところに滞留する特徴があります。
Q LPガスのLPって何ですか?
A LPは、Liquefied Petroleumの略。したがって、LPガスは石油液化ガスという意味です。家庭用のLPガスは、プロパン成分をたくさん含んでいるので、プロパンガスとも言います。一方、都市ガスの原料の80%を占める液化天然ガスはLNG(Liquefied Natural Gas)と呼ばれています。
Q ガスは気体なので輸送するのにかさばって大変ではありませんか?
A LPガスは加圧したり冷却すると容積が約250分の1の液体になります。だから、原産国からタンカーで輸入するときも一度に大量のLPガスを運ぶことができます。
Q 飛行機に搭乗するとき、LPガスの入ったヘアスプレーを持っていても大丈夫?
A LPガスは高圧ガスなので(もともと気体に圧力をかけて液体にしています)容器も耐圧性を考えて丈夫に作られています。だから、多少気圧が変化しても大丈夫なのです。
Q LPガスの生産と供給について教えてください。
A LPガスは、液化石油ガスと言われるように石油製品の一つです。このため国産の製油所でガソリンや灯油等の製品を作る過程でLPガスも当然生産されます。
しかし、その生産量は余り多くなく、我が国の年間LPガス需要量1,900万トンの1/4位しか賄うことが出来ません。このような状況から、日本の場合、LPガスの約76%を海外の産ガス国から輸入し供給しています。産ガス国としては、サウジアラビア、UAE(アラブ首長国連邦)、クウェ―トなどの中東諸国が中心で、産ガス国は石油の原油を生産する際にこの中に含まれているLPガスを別途抽出して、これを全世界に輸出しています。
Q ガスが漏れると都市ガスは上にLPガスは下に行くのは、なぜですか?
A ガスが漏れると上に行くか下に行くかは、そのガスの重さが空気の重さに比べて大きいか小さいかによります。
都市ガスは、一般的にメタン(CH4)を主成分とした液化天然ガスを原料としており、メタンは空気の約0.5倍の重さしかないため、漏れると当然上に上がります。
しかし、LPガスはプロパン(C3H8)を主成分としており、プロパンは空気の約1.5倍の重さがあるため、漏れると当然下に行くことになります。
このような理由から、LPガス使用の場合には、ガス漏れ警報器は下に設置するわけです。
Q LPガスの成分と商品について、教えてください?
A LPガスは、液化石油ガスともいい、その成分はプロパン、ブタンの他、エタン、プロピレン、プチレンなどが僅かに入った炭化水素(炭素原子と水素原子からなる化合物)から成り立っています。
Q 請求書に表記されている、○○m3の使用で金額が△△円とは液体のプロパンガス何kgに相当するのですか?
A 容器の中の液状のプロパンガスは周りから熱を奪い気化し、ガス状のプロパンガスとなりこれを使用します。
理論的に計算すると、0℃・1気圧の状態で液状プロパンガス1kgが気化すると、約0.5m3(5,000L)のガス状プロパンガスとなります。
つまり逆にいうと、1m3のガス状プロパンガスは、液状プロパンガス約2kgに相当するということです。ただ、液状とガス状のプロパンガスをともに体積で比較すると、液がガスになると約250倍にふくらみます。
Q LPガスの熱量について、教えてください?
A 家庭用エネルギーの熱量は、電気が1kwh当り3.60MJ(860kcal)、都市ガス(13A)が1m3当り46.05MJ(11,000kcal)、灯油が1L当り37.24 MJ(8,900kcal)、LPガスが1m3当り99.08MJ(23,680kcal)となっています。
それぞれ基本単位となる量が異なるため一概に比較はできませんが、一般的にLPガスは熱量が最も高く、火力が強いといわれています。
Q LPガスは、電気に比べ効率の良いエネルギーと聞きましたが、本当ですか?
A LPガスは、各家庭に容器でお届けし直接使用します。このため、ガス機器の熱効率も含めたエネルギーの総合利用効率は、約75%位になります。
    この点電気は、石油・石炭などの一次エネルギーを発電所で電気に変え送電線で各家庭にお届けするため、その排熱ロスや送電ロス、そして電気機器の熱効率等を考えると、実際のエネルギーの総合利用効率は約23%位まで落ちてしまいます。
このことから、LPガスは電気に比べ効率の良いエネルギーと言われるのです。
Q 空気が不足すると不完全燃焼しCO中毒になると言われていますが、LPガスはどの位の空気が必要ですか?
A 一般に燃料を完全燃焼させる最小限の空気量を理論空気量と言います。家庭用のプロパンの場合、プロパン容量に対し酸素容量が5倍必要ですが、空気中には酸素が約21%しか含まれていませんので、これを考えると理論空気量は約24倍必要となります。
ただ、実際の燃焼ではこの空気量の20〜50%の過剰空気が必要となりますので、CO中毒を防ぐためには、開放型のガス機器(ガスコンロ・ガス瞬間式湯沸器・ガスストーブなど)がある部屋は、頻繁に換気をする必要があるでしょう。
Q LPガスの臭いについて教えてください?
A LPガスは、元々無色・無臭です。しかし、そのままだと万が一ガスが漏れた時、分かりませんので、一般消費者等に供給するLPガスはメーカー出荷段階で着臭剤を入れ、人為的に臭い(タマネギが腐ったような臭い)をつけてあります。
着臭剤は、空気への混入比率が容量(体積)比で1000分の1である場合において感知できる量を入れてあります。
Q ガスは漏れるとあぶないといわれていますが、LPガスはどの位で危険ですか?
A 可燃性ガスは、それぞれ特有の燃焼範囲というものを持っています。燃焼範囲とは、ガスと空気がどの程度混合した場合に燃焼するかを示した範囲で、LPガスの場合は約2〜9%といわれています。
つまり、お部屋の空気中に僅か2〜9%のガスが漏れて、着火源があると爆発するということです。ですから取り扱いには、十分ご注意ください。
Q LPガスがクリーンなエネルギーと呼ばれるのはなぜですか?
A LPガスは、酸性雨の原因とされるSOX(硫黄化合物)の排出がほとんどありません。また地球温暖化の原因とされるCO2(二酸化炭素)の排出量も他のエネルギーと比べ少なくなっています。
だから、地球環境にやさしいクリーンなエネルギーとして需要の拡大が期待されているのです。
Q 地球温暖化の問題について、LPガスは他のエネルギーと比較してどうなのですか?
A 地球環境問題の中で最大のものが地球温暖化問題です。地球温暖化問題は、CO2などの温室効果ガスの発生が原因といわれ、今全世界でその削減に取り組んでいるところです。
CO2はエネルギーの使用により発生しますが、LPガスはLCA(ライフサイクルアセスメント)、すなわち採掘から生産、輸出、燃焼までの全ての段階での評価において、排出原単位はLNG(液化天然ガス)・都市ガスとほぼ同等で石炭・石油に比べて小さい値となっています。
つまり、LPガスは地球温暖化対策に有効なエネルギーということが言えるでしょう。


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